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米国各州スペイン語話者率

米国のスペイン語人口は、5000万人を超えた。なんと、スペインの人口よりも多い。ABCやCBSといった大手TVネットワークと並んで、スペイン語テレビ「ウニビジョン」が視聴率を競っている。今年の夏にヒットした全米No.1ソングのタイトルは、スペイン語の「デスパシート」だった。

世界中スペイン語圏の各地

言語研究サイト「エスノローグ」によれば現在、世界で最も話されているのは標準中国語で8億9800万人。2位がスペイン語で4億3700万人、3位が英語で3億7200万人となっている。

スペイン語人口が多い理由の一つは、1492年にスペインが「新世界」の植民地化に着手するずっと前までたどれると言語学者たちは言う。

メキシコ人作家カルロス・フエンテ氏によると13世紀、イベリア半島でラテン語とアラビア語が権威のある言葉とみなされていた時代、当時のスペイン王アルフォンソ10世が、ユダヤ人の有識者やアラビア語の翻訳家、キリスト教徒の詩人などを集めて国際色豊かなブレーン集団を作り、スペイン語を知的な言語として広めようとした。彼らはスペイン語を非常によく系統化し、発音を標準化したため、比較的習得しやすい言語になった。

今日でもアルゼンチンのパタゴニアの大草原から西アフリカの赤道ギニアまで、世界のスペイン語圏の話者は互いによく話が通じ合う。

世界各地への広がりを見ても、スペイン語は群を抜いている。言語の地理的な拡散状況について、カナダ人作家2人が2013年にまとめた書籍によると、ネイティブスピーカーが最も多い標準中国語は大半の話者が中国国内で暮らしていて、広がりという点ではランクが低い。英語は中国語よりも使用地域が広いが、スペイン語は20カ国以上で多数派言語となっており、アラビア語を抜いてトップだ。


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[ Modified: Thursday, 20 December 2018, 5:24 AM ]
 

  
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